(直結)

  コルドバンクス → クレソン 移行検討経過
   

 全体のトップページへ
(更新情報はこちらに掲載されます)       キャンピングカーコーナーのトップ「走るテント!」へ

ロータスのマンボウから始めたキャンピングカー生活は、
バンテック社の テラ、 同 コルドバンクス 1型、 同コルドバンクス 3型 と乗り繋いできました。
キャンピングカーの中古車相場は乗用車と較べると、経過年数に比べて高い金額を保ち続けます。
今回も新規登録から8年余りが経過して、あまり下取り価格が下がらないうちに乗り換えようと計画しました。

例によって、私の用途から必要とされる項目をリストアップし、現在入手可能な各車の情報を比較検討して次期車種を絞り込んで行きます。
各車種からの絞り込み
●条件1 カムロード ワイドトレッド 〜いわゆるライトキャブコンやバンコンでは、十分な室内空間が得られず、またこのクラスを超えると駐車場の確保が困難となります。ワイドトレッドではない車種も存在しますが、安定性のためにはワイドが必要。 またダブルタイヤも最近出てきましたが、4WDは設定されていません。
条件2 4WD 〜4WD切替レバーは「魔法の杖」と呼ばれていました。2WDでスタックした車体に乗っていると本当にそう思います。カムロードの4WDはフルタイムなので切り替えレバーは有りませんが、北国や山間地や海辺など、私の出かけるフィールドには必要とされる場面がよくあります。またリセールバリューも高いので元は取れます。
条件3 後部2段ベッド 〜車内レイアウトにも各種ありますが、あらゆる場面に対応できるキャパシティーは、後部2段ベッドタイプが一番です。慣れないと寝返りがしにくいかも知れませんが、ダイネットの片づけをしないでそのまま寝られます。布団もたたんでそこにおいたままに出来ます。これが後部エントリーの ジル(520ではない)のようなレイアウトでは、布団を置く場所もベッドメーキングも大変です。
●条件4 定員7人以上 〜家族をそろって乗せたりする時にはワゴン車の代わりに出動できます。旅行会でも使うことが有り、出来れば8人の定員が欲しいところですが、現行車では少なく、7人を最低ラインとしました。6人までしかない車種が結構多いので、これは除外します。 これはカムロードの許容荷重による物らしくて、7人と6人との間に許容総重量の境界が存在するようです。
条件5 マルチルーム 〜トイレや物置として必須です。キャンピングカーにトイレが必要かどうかで、オーナーの間でも意見が分かれます。「トイレは必要ない、あっても使わない、掃除をしたくない、使っているのを見たことが無い」といった意見を豪語する人がいます。 私の意見を述べますと、トイレ掃除が嫌だから必要無いという人は、育児や介護もできない、やったことはおろか手伝ったことも無い、いわば人間的な大人の条件を満たすに至っていない人です。 また幼児や高齢者が乗車したり体調の悪い場合といった、様々な状況を想定する思索が出来ない人です。仮に健康な大人でも、冬の風雨が強い夜に外のトイレに行くのは、特に女性にとって大きな負担です。またトイレのある施設付近にしか宿泊できないというのは、キャンピングカーの特性である「いつでもどこでも」を半分程度しか使いこなせていません。 というわけで私はトイレ必須派です。
条件6 バンクベッドに、なるべく高さがある 〜スタイルや空気抵抗減少を優先させて、室内有効スペース高さを犠牲にしていないこと。
●条件7 家庭用エアコンが利用可能 〜十分な冷暖房能力で静かに快適な温度で過ごすことが出来る。また駐車場所やキャンプ場で電源が得られる場合には時間を気にせず、静かで安価に室内を空調して、事務室や娯楽室や子供の遊び場などとして使うことが出来る。
●条件8 価格がなるべく安く、予算内に納まること 〜「予算額」は、買うものの価値によって相対的に変動する基準ですが、ある程度の設備・機能より上を求めない場合、過剰な装備のために高額となっている車種は除外します。過剰な設備には、特に内装の仕上げを高級にしたり、内容積優先のスクエアボディを犠牲にして流線形にすることに費用を費やしているものも含みます。

   下記比較表は 2020年後期での比較です。 

 除外理由を再掲しますと、定員が7人に満たない物は外しました。本体税込価格が800万円台後半以上の物も除外です。
● クレソンの旧型OEM車種(多分)は、バンクベッドが低いのと、新型のメリット(断熱パネル等)が得られないため除外。
● アンソニーは家庭用エアコンが設置できません。同社HPで情報収集しようと思ったのですが、装備やオプションの一覧表も、価格表も見つけられずデータ不足で除外しました。ただし、紹介ビデオを見るとファスプシート(現在採用車種は他に知りません)なので、全席前向きにできるかもしれません。バンクベッド展開がフラップ式なので一長一短あります。ビデオではバッテリー1個に対して電子レンジが装備されていますが、それでは耐えられないはずです。せっかく良さそうなところも見えるのに情報提供に難があります。
● オルビスイオは、価格が高いこともありますが、常設発電機を長時間回すことには抵抗があります。第一にうるさい、周囲に迷惑をかける(実際に掛けられたことが有る)、後部荷室レイアウトにしわ寄せが行っている、車体設計がやや古い…などと言った理由から除外。
● プログレスは、リアエントリー でありながら リア2段ベッドという、他にないレイアウトです。しかも定員が10人あり、大は小を兼ねるで旅行会などでも大活躍できます。難点は、バンクベッドが前方に出ていない分、居室部に大きく張り出し、高さが不十分で、そこに窓はありません。バンクベッドのことさえなければかなり有力な候補ではありました。

 その他の比較ポイントとしては、サブバッテリーである程度の時間エアコンが回せること、冷蔵庫の容量が65Lより大きいこと、給排水は40L以上、出来れば60Lを確保したいこと〜給水はタンク増設が容易だが、排水の大容量タンクは床下では自分で増設するのは難しいのでメーカーオプションが設定されていること・・・ 等もあります。

 上記比較表からわかりますように、やはりの結果として、多分多く売れている・大手ビルダーの車種2台が選考に残りました。次はこの2車に絞って比較検討を進めて行きます。

 実はこの2車を比べるのには少し無理があります。基本設計の年度に十何年かの隔たりがあるためです。クレソン ジャーニーは2020年発売、コルドバンクスの初代が出たのは2007年です(現行型は4型)。類似レベルで競合する車種は、当然ユーザーの評価やニーズ、製造技術の発達といった諸条件を加味しながら、改良を重ねる大小のモデルチェンジを繰り返して競争してゆきますので新しい型の方が有利と言えるかもしれません。でも自分にとってどちらが必要な機能を取り込んでいて、価格とのバランスが有利なのかを判断します

装備品の比較(コルドバンクスとクレソンジャーニーW)
 前項の必要8項目は当然クリアした上で、更に2車種での比較項目は数多くありますが、重要なのはどんな機能を持っているかです。自分に必要な機能を装着した上での価格がいくらになるかを比較します。下の表はやや不正確な部分もありますが、一覧できるようにまとめて見ました。下段に各項目の解説を入れてあります。
(1) 排水タンク は、多くの車種で純正では20Lのポリタンクです。これでは1日分だけで、ダンプしないと継続使用できません。コルドは昔から大容量タンクが標準となっており、よくできています。クレソンは給排水セット(各60L)でのオプションですが、排水側だけでも可能ということで、その金額を入れてあります。
(2) 家庭用エアコン は、最近は標準装備の物が多くなってきています。コルドも3型まではオプションでした。クレソンはオプションですが、「エボライト」では標準装着されます。注意点はサブバッテリーが1個ではほぼ使えないと考えたほうが良いことです。
(3) バックカメラ は、クレソンではモニターとセットではありませんが、市販のモニターから好きな物を選んでもさほど高額にはなりません
(4) インバーターと電子レンジ は、車内で温かいものを食べようとする場合、強力な味方になります。現代の家庭での電子レンジ使用状況を想定すれば理解できるはず。
(5) 地デジ無指向性アンテナ は、強・中電界地域では設定の手間が少なく役立ちます。私はこのほかに指向性ブースター内蔵アンテナを増設予定です。
(6) ガスコンロ は、2口の同時使用が必要かというと、1口でも間に合わせられるような気がします。カセットガスコンロも最近は小型・高効率・高火力なので、見栄えや取扱といった点を除けば用は足ります。
(7) 折りたたみ後部はしご は使用で多いのが、リアカメラの清掃ですが、棒の先で出来そうです。屋上の清掃や工作にも役立ちますが、自宅の梯子のある所以外では実施したことが無いかもしれません。なので、無くても済みそうですが、あとから検討します。
(8) マルチルームのシャワーパン は、名称どおりのシャワーに使うことは想定していません。最大の用途はトイレです。内部清掃や洗浄や、誰がどのような状況で使うかわからないため、万一の汚染時に対応が楽で、汚物が漏れ出さないことが必要です。
(9) トリプルサブバッテリー は、電子レンジやエアコンを回す場合には必須です。以前2個で使っていたことがありますが、使用可能時間に余裕が無く、バッテリーの寿命も早くやってきます。数が多いほど良いのですが、重さも半端ではないので、バランスが取れる所で各車3個が多いようです。これもリチウム…バッテリーの普及が進めばまた状況が変わるものと思われます。
(10) 冷蔵庫 は、夏期の利用では必要です。65Lを長く使っていましたが、パンパンになりがちなので、それ以上が理想的です。
(11) 窓と収納庫扉 は、コルドの場合上段ベッドには標準では窓が付きません。クレソンでは収納庫の後面に扉が標準では付きません。どちらも我慢できません。
(12) サイドオーニング は、価格との対比から見て、絶対必要ではないかもしれません。テントサイトでも横からの陽射しには弱いし。でもあると雰囲気が違います。ウチでは駐車場で張り出して、夏の子供たちの水遊びに日陰を作ったり、急な雨でも昼食をしまい込むことが無い、といった使用状況がありました。
合計金額を見ますと、コルドの方が45万円程安く済みそうです。しかしクレソン エボに含まれる設定として、最下段に記した 専用ホイールとアジリスキャンピングタイヤが付属します。これはホイールのハブ径がカムロードに合わせた特注の物で、タイヤも軽量でキャンカー向けの物です。 また、クレソンは2020年からの新型で断熱性の高いパネルを採用していることもあり、費用比較では互角と言えるかもしれません。
次には、設備と費用以外の、使い勝手などの部分について検討を進めます。

外観の比較  
カタログから切り出した写真をもとに気が付いた部分を並べてみます。
左側面の比較です
 クレソンはエボライト標準の専用ホイール等装着です(色はシルバーや部分オレンジもある)。ドアは両車ともハータル製の物になっています。
 ドアの位置はコルドの方が少し後ろにあります。その分サイドシートはなくなり、2列目シートが横に拡張したような形になっています(車内配置は後述)。
 両車ともメインバッテリーは左前輪の後ろに配置。以前のコルドは車内床面からしかアクセスできませんでしたので向上したようにも思えますが、飛沫が多くかかりそうでもあります。
 大容量排水タンクは、3型までの右後端から、左後端に移っています。このためここにあった収納スペースは無くなりました。クレソンでは大容量排水タンクは中央後端床下にあるため、右側面後端に収納スペースがあります。
 バンクベッドの形状はコルドがやや内容積を犠牲にして流線形に近くなっています。同所室内高さは、数値上はクレソンがモデルチェンジにより同等以上になったようです。
 コルドバンクスの後部バゲッジドアは、大きい物が付いていて、内部の下段ベッドへ荷物を出し入れするのには便利です。クレソンWはではこの部分のドアが小さく、小さい物しか通せません。コルドの経験では、大量に買い出しした時や、撮影チームを乗せた時には機材の出し入れに非常に便利でした。ですが、上位の判断指標ではありません。
 エアコン室外機の位置は、左右の違いはありますが、ど現行車種の多くは後部荷室付近に縦置きです。荷室の有効スペースを犠牲にしないように、床下に張り出しています。一部ZIL520等では荷室内に持ち上げて設置してあるようです。車体後端で低く設置されてはデパーチャアングルが小さくなるので、野山に出かける際には心配ですが、気を付ければ何とかなる範囲です。

右側面と後面の比較です。
 後部二段ベッドの窓などについて見ます。クレソンの窓は上下段とも後面にやや大きめの窓が1個ずつあります。コルドでは下段の後面と右側面に窓がありますが上段にはありません。オプションで上段に取り付けられるのは右側面だけです。左側面はバゲッジドアが来るためか窓の設定は有りません。上段に就寝の際には通常は左側面をアタマ側にします。右側面はマルチルームの後ろで車内の見通しが利かないためです。なのに左側面にも後面にも窓の設定は有りません。このことはコルド4にとって大きなマイナス点となりました。 ちなみにコルド3型では上段の両側面に窓がありました。
 後部荷室のバゲッジドアは、両車とも側面左右からアクセスができます。コルドでは後面にも大きな出し入れ口が標準で付くのに対し、クレソンではオプションになります。オプションのドア価格は一か所税込50,600円ですが、この部分は大きいので72,600円です。折りたたみ自転車を入れたりするには必要です。
 右側面の大きな窓は、コルドの方が横に広いようです。この窓の開閉形式は、最近の車種では横スライドではなく、下からフリップアウトするのが多いようです。一長一短ありますが、停泊時にはフリップアウトの方が便利です。
 給油口へのアクセスは、クレソンでは小さな専用窓なのに対して、コルドでは3型から同じ、大きくタンク全体が見えるように開けることのできるドアが付いています。これによりFFヒーターの燃料ポンプなどのメンテナンスが楽になります。
 
コルドバンクス4 の見学
 何を購入する場合にも言えるのですが、実物を見て、出来ればその使用感を経験して品定めをするのが後悔しない物選びの基本です。それが出来ない時にはカタログが重要な資料になるのですが、製造者側の主観や「都合の良いこと」の一方通行や、イメージ操作に踊らされたりしやすいので、現代ではネット上の評価やコメントも大きな判断材料にします。
 キャンピングカーは毎年全国各地で展示会が開かれます。東北地方でも仙台でありますので、この選考時点で見学に行こうと予定していました。まだコロナウィルスは広がり始めで、大きな脅威とは感じられていない頃でした。
 東北キャンピングカーショーの前に、青森方面に行くついでで、コルドバンクス4の実車展示のある店舗を見学をしました。以下はその感想です。 営業担当者からこの時点で仙台の展示会が中止となったことを知らされました。本当は両車を見比べたかったのですが…残念でした。 コメントの内容は後日クレソン実車を見ての比較項目もあります。
 コルドの外観で気が付くのはドアがやや高額そうなものに変更されたことです。デカールのデザインが変わってやや洗練されたイメージですが、ボディの基本構造・形状は変わりありません。バンクベッドに縦方向に寝ると、つま先が閊えるように先端が低くなっているシェルもそのままです。
 車内に入ってみると、テーブル周りはあまり変更が無いようにも思えますが、座席の表皮材質は、ペットや外遊びの後などによる汚れにも強く、掃除がしやすいようなビニールレザー?になっています。これは裏を返せば、通常の乗車や車内でくつろぐには滑りやすく、肌触りも良くなく、冬は冷たく、夏は汗をそのまま残す…といった材質です。ペット対応にはコルドシリーズで別の車種があったはず。バンクスでなぜこの表皮にする必要があったのか疑問が残ります。
 背もたれと座面のクッション形状についても、ほとんど各面真っ平の直方体で全ての角が直角です。コルド3では背もたれに若干の傾斜をつけてありました。 それを補うためか、上写真にある白い前掛けのような形で、背中の傾斜に合わせた、断面が三角のクッションが各席にぶら下げる形で付属します。ですが、後付の泥縄式解決のような気もします。
 サイドシートを見てみます。ドアがやや後に寄り、ここにあったシューズボックスを潰した分、クッションスペースが広がりましたが、テレビ台が宙吊りで残るため、左写真のように幅が30cmしかなく、補助クッションを設置して隣と連携しなければ、ここに座ることは出来ません。強いてこの部分の使い方を考えると、2列目シートで横になってくつろぐ際に、このテレビ台の下まで足を伸ばせば、気持ちよく休めそうです。ベッドメーキングをしなくても一人は横向きに寝られます。ですがやはり半端感が残ります。
 出入り口のすぐ後ろ側にも小さなクッションスペースがありますが、こちらも補助座面をわざわざ設置して連続座面にした後でなければ活かすことは出来ません。
 上段ベッドを見てみました。写真は車体右側面方向です。左がマルチルーム、右が車体後面です。よほど閉所が好きな人でなければこちらをアタマにして寝たい人は居ないと思います。オプションでこの部分に窓を付けることは出来るようですが、下段と上段では逆方向に寝ることになります。停車時に左右傾斜方向をなるべく左を高くしている私としてはとても困ります。
 車体左側に上段ベッドの窓が、コルド3同様に設置できれば問題は無いのですが、バゲッジドアの大きさの関係でそのオプションはありません。長押が付いているという説明ですが、長押は無くても困りません。あると狭くなります。ここに窓が欲しい… 上段に普段寝ている私からの強い希望ですが、かないません。
 ここは、後部ナンバープレートのウラで、巨大な(ゴミ?)収納スペースになっています。クレソンでは大容量排水タンクがここに設置されています(オプション)。クレソンでも右後端側面に収納スペースがありますので、大差ありません。
 スペアタイヤの脱着は、昇降用回転棒を差し込んで行います。コルド3のエアコン室外機スラント装着の場合には、左後輪の後側から斜めに棒を差し込むようになっていましたが、クレソンでは排水タンクに溝が設置されていて、後面からまっすく差込が出来ます。
 コルド4では、この構造だと左後輪側から差し込む構造になっているものと思われます。実作業経験からするとどちらもライトで確認しながら行う必要があります。
 このあとに、クレソンの構造等について、営業担当の方と何度かやり取りをさせていただいて、総合判断でクレソン ジャーニーW に決定しました。決め手となったのは上記の通り、上段ベッド窓の有無(右側はダメ)、サイドシートが常設か、シート生地と形状 といった事項でした。
 バンテックの車には3台続けて乗っており、イメージが悪いというわけでは無いのですが、今回自分の実使用の場面と照合して、残念ながら採用するに至りませんでした。コルド4はモデル末期で最後のマイナーチェンジかと思いますが、次回には様々なユーザーの要望を取り入れて向上した車を出してもらうことを願っています。

車種比較番外編 〜LIVINGSTONE5
 この写真は、道の駅大谷海岸に隣接する、海水浴客用の駐車場で休憩していた際に、向こうに駐車していたキャンカーが発進したので通り際に撮影してみたものです。
 デジカメを更新して撮像素子が1インチの物にしたせいか、かなり無理かなというシャッターでも意外によく撮れます。
 第一印象は「カッコイイ」です。国産のキャブコンが田舎臭く見えます。これは何者なのか、お値段はいくらくらいするのか、もしかしてクレソンではなくこちらの方がよかったのでは?? ・・・と詳細を調べてみることにしました。
 拡大してみると車名が読み取れました。 LIVINGSTONE5 (Sではない)です。イタリア製でフィアットデュカトがベース車両です。
 一番気になる価格はさぞ高いんだろうと想いながらいくらかというと・・・
 税込みナント! 922.9万円!からです。
 これは国産の標準的なキャブコンと同価格帯で、バンテックが作る同ベース車v670の価格1540万円のなんと三分の二以下です!
輸入キャンカーがこんなに安い車種もあるとは思いませんでした。しかも後部には2段のダブルベッドがあり、全長が長いのと前席回転対面により室内・マルチルームなど余裕です。ノーズが出ている分安全性も高そうです。
 思わず、クレソンジャーニーを買ったのは早まったかなと思ってしまいます。
 でも落ち着いて各比較事項を検討してみました。
1.ドアの左右 〜左ハンドルは我慢できるとしても(右オプションもある)、後部側面ドアが右側にあることは、左側通行である日本国内での実用上、使いこなせるでしょうか?でもバンテックのV670から価格の4割引きと考えると、それでも納得かもしれません。
2.全長が長い 〜日本のキャブコンより0.8〜1m長くなります。これはホイールベースが長いこともあり、国内の駐車場では大変かも。
3.乗車定員が4人 〜やはり家族がそろって、出来ればジジババもとなると、利用が制限される場面が多くなりそうです。
特に3番の乗車定員が少ないのが痛いですね。逆に夫婦で割り切って旅をするには最高かもしれません。
イメージやカタチがよく、限られた用途には適していますが、現実的な選択となるとやはり日本では国産キャブコンを選んでしまいそうです。
 スペックと価格表は次にあります  https://www.campnofuji.jp/rollerteam/livingstone/img/5prestige/livingstone5_price.pdf